ありがとうマンが贈る
〜心に残るありがとう〜 話
2023.02.02
ある女性のご主人はとても真面目な人でした。
毎日のようにお酒も飲まないでまっすぐ帰宅し、休日は家で本を読んでいるような人でした。
結婚するときは真面目な人と結婚するのが一番幸せだと思っていたのですが、もっと二人で旅行にいったり、スポーツをしたり、外食をしたり色々な体験をしたいと思っていた女性はご主人のこの性格をだんだん不満に感じていました。
そんなある日彼女はご主人に『あなたの性格にはついていけません。退屈な毎日が嫌になりました。』と告げ家を出てしまいました。
暫くは旅行や外食を楽しみ、遊びまわっていた女性でしたが、ある日友人の家に泊めてもらったとき『もう一度ご主人に素直に想いをつたえ、やりなおしてはどうか』と説得され、話し合うことにしました。
不満に感じていたこと、希望をいろいろ伝えたのですが、ご主人は何も言わず女性の話を黙って聞いているだけでした。
そんなご主人に
『あなたも私に言いたいことがあると思うの。せっかくだから言ってくれない?』
と尋ねるとご主人はやっと口をひらき
『私の望みはあなたが幸せになることだけだから・・・・・』と女性をみつめて一言だけ話しました。
当たり前に感じていること、なんの変哲もない毎日こそが本当はとてつもなく幸せな事なんだと・・・。
【してくれないこと】に不満をもつのではなく【してくれること】に感謝をすることが大切ですね。