KIRARI MACHINOHITO

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【写真家】中村 義宣(なかむら よしのり)

 今回は東近江市今堀町(旧八日市市)にお住いの写真家、中村義宣さんをご紹介します。
カメラとはまってく無縁だった中村さんは、新婚旅行でデジタルカメラデビューをされました。自宅から見える近江鉄道が大好きになったお子さんの影響で鉄道写真に興味がわき、撮り鉄のブログを見る機会も増えました。ある日、流し撮りの手法を解説している記事に目が留まり「こんな写真が撮りたい」と強烈に思われ、何度も流し撮りに挑戦さる中、近江鉄道を見ると撮影をする習慣が生まれたそうです。撮影の腕が上がると、更に本格的なカメラが欲しくなるもの。新たなカメラを購入された2013年12月は、中村さんにとって写真を趣味とする起点日となりました。

ある日、カメラメーカーのサイトで『私の‘ゆる鉄’写真コンテスト』の文字が目に入りました。興味本位で初めて、近江鉄道や新幹線の写真を2~3枚を投稿されると、まさかの大賞を受賞。審査員の鉄道写真家 中井精也さんに認められ、驚きと嬉しさで一杯でした。この事が自信となり、自宅周辺を走る『近江鉄道』がメインテーマの鉄道写真家となられました。「近江鉄道を撮影者として見るようになると、近江鉄道や沿線の風景写真の素晴らしさと魅力にドンドン引き込まれて行きました。そして鉄道会社の歴史や、個性的な車両の数々など、今まで当たり前に家の横を走っていた鉄道が大好きになりました」と話されます。
2014年4月から『よっし~の写真日記帳』というブログを開設され、現在に至るまで、ほぼ毎日1枚の写真を紹介し、同時に様々なSNSにも配信される中村さん。多くの皆さんからの「いいね!」の数を励みとされています。なかでもドクターイエローと近江鉄道が並ぶ瞬間をとらえ写真がXでバズって拡散され、この1枚の写真がきっかけで、数多くのフォロアーが生まれました。これが中村さんの人生を変えた1枚となったのです。もう一つ中村さんをメジャーにしたモノは水面のリフレクション、水鏡と言われる光の反射による撮影手法です。「写したくないモノを取除き、何気ない身近な風景を全く違った風景に見せたい」その思いから、デジタルカメラならではの水面を利用したリフレクション技法を活用されています。「朝陽や夕陽の風景が多いのも、光を利用しやすいこともありますが、通勤途上で撮影をしているからなんですよ。一瞬で人に感動を与えられる写真を撮り続けたいですね」と話されます。
更に地元公共施設(図書館や博物館など)で写真展を開催、東京、神奈川、金沢、和歌山、兵庫など遠方から2,300人以上も来場される盛況でした。以降今では年間2~3回ペースで様々な場所で写真展を開催しておられます。そんな中村さんが、特に大切にされる写真展があります。地元東近江市で写真を趣味とする仲間9人と、一緒に作るグループ写真展。現在に至るまで、1年1回で開催されています。「9人がそれぞれの被写体を撮っていますから、近江鉄道以外に興味のあるファンに見てもらえるんですよ。たくさんの人に感動を与えられる、刺激ある良い機会にさせてもらっています」と笑われます。
鉄道写真を通じて、それらから新たなご縁をもらって、様々な東近江地域に関わる活動へとフィールドを広げられる中村さん。映画「ガチャコン!」制作プロジェクトを機会に、近江鉄道が走行する動画やメイキング写真に取組んでいきたいと夢を語られました。

 

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