KIRARI MACHINOHITO

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【紙・玩具作家】 伊藤 勝晤(いとう よしあき)

今回は東近江市上平木町にお住いの、伊藤勝晤さんをご紹介します。

 

「子供の頃から欲しいモノは自分で作らなあかんかったから、何でも自分で作ろうとするんですよ」と話される伊藤さんは、お孫さんが生まれたのをきっかけに4年前から、木工細工の玩具を作っておられます。安全で柔らかな感触の木の玩具をプレゼントしようと探してみると、ヨーロッパ製の物は高価だし、手頃な価格の物は中国製で安心できないしと、なかなか思う様な物がありませんでした。「それなら自分で作ろう」と始められたそうです。

 

子供の遊び道具ですから、連結させたり載せ替えが出来たりと、子供の好きな使い方を考えて作られますが、伊藤さんには「可動部分があるモノ、そして動くモノ。しかし金属は使わない」という強いこだわりがあります。40才から10年間、シェル石油が世界各国で自動車雑誌と提携・共催している、マイレージ・マラソンという自動車燃料節約競走に参加され、自宅に金属部品を手加工する工房を作られた程、機械を触ることが大好きな伊藤さんならではのこだわりなんです。

 

最初に作られたのはトラック。しかし、台車の上にミキサーを載せてミキサー車に、タンクを載せてタンクローリーに、コンテナを載せれば配送車両に、トレーラーのシャーシもバスになったりと変幻自在です。積み木の様にバラして、組立てる飛行機もあります。制作期間は2ヶ月、ラフスケッチのみで図面はなく、やりながら考えて作るというスタイル。その際には、同じモノを2台ずつ作るのが伊藤流とか。「動かないとダメだけど、新幹線を作っても面白くない。可動部分があるもの、更にたくさんあるモノを作っているのが楽しいんですよ」と話されますが、可動部分が満載の力作についてお尋ねすると「SLはもう二度と作りたくない」と笑われます。そう言われるだけあって、SLは実は精巧に出来ています。

 

乾燥した堅木だけを知人の木材店で材料として集めてこられるのですが、削っているうちに材質によって使い勝手があると分かってくるのだとか。木は木目があるから鉄より精度が出ないらしく、加工は木の方が難しいそうです。最新作はユンボ。

 

展覧会に出していたら「キャタピラーじゃない」と言われたので、悔しいから発奮してキャタピラーのモノを新たに作られました。

 

お孫さんが小学校に上がられ、もう乗り物では遊ばなくなったので、新しくゴム鉄砲を作られています。単発式のモノから六連発まで、流石です伊藤さん。「作りはまだ粗削りだけど、アイディアだけは負けません。何と言っても考えて作る事が楽しいので、今ではそれが目的になっています」と笑顔で話される伊藤さん。これからも多彩なセンスとアイディアで、新しい形の木の玩具を作って下さいね。ただし、全て非売品ですが。

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