KIRARI MACHINOHITO

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深尾 一美(ふかお かずみ)さん

今回は東近江市五個荘木流町にお住いの、『ご飯とお酒の食パン』を製造販売されている、深尾一美さんをご紹介します。

大家族の食事を一手に引受けられていた深尾さんは、持ち前の探求心と好奇心から三食の食事支度や弁当作りは勿論、子供達のお菓子作りまで全てご自分の手作りでされていました。その暮らしにも慣れ、30年ほど前から時間を見つけては、子供会や地域のイベントにマフィンやケーキを提供されておられました。「母の惣菜づくりの加工場があったので、そこで食品衛生などの許可を取りお菓子作りをしていました。人に食べてもらう食材づくりですから、事故があったら大変ですからね。けれど商売ではなく、ストレス解消できる趣味として作ってたんですよ」と話されます。朝食にはパンは欠かせないという深尾家。お菓子作りの傍らで、自家用に小麦粉を使ったパンを焼かれて食べられていました。深尾さんは兼業ながら大規模なコメ農家で、酒米になる山田錦も作られるこだわりコメ農家です。ご自宅でとれた酒米で作られる酒を飲み、自家製の米を食べるという、農家冥利に尽きる暮らしを満喫されています。

 

5年前のある日。パンもご飯も大好きな一美さんは「米粉ではなく、ご飯を材料にパンが作れないだろうか」と思われました。ご飯離れしている世の中に、ご飯の旨さを食べて知って欲しいとの思いからです。ご飯パンを作っては家族の皆が試食をして「自家製米の山田錦で作られる日本酒を使ったらどうだろう」「ご飯の炊き方を…」などと感想や様々なアイディアを出し合います。深尾さんが目指すこだわりのご飯パンは、小麦粉では出せないモチモチ感としっとりした味わい。しっとりとした味わいで焼くには、水分が逃げない蓋付きの形でなければダメなんです。「ご飯粒が残ったり、一部が硬くなったり、焼ムラができたり、蓋を開けたら爆発したこともあったんですよ」と笑われます。試行錯誤を繰返し、1年がかりでようやくレシピができました。レシピのお陰で、ご飯パンは安定して焼ける様になりました。ふかおふぁーむの『ご飯とお酒の食パン』完成です!!!

 

ふかおふぁーむの『ご飯とお酒の食パン』は、見た目は皆さんがご存じの小麦粉や米粉を使った食パンと何ら変わりません。しかし、その存在感は一般の食パン(約340g)一斤より200g超とずっしりと重く、袋を開けるとほのかに芳醇な日本酒の香りがします。そのまま生で食べてみると、滑らかで、しっとりとクリーミーな味わい。焼いて食べると、表面のカリッと感と中の溶ける様な口当たりと甘みが、より一層旨さを引き立てています。更にご飯が材料だけに、小麦粉や米粉のパンよりも腹持ちがいいんです。食べ過ぎ注意ですね。
ふかおふぁーむの『ご飯とお酒の食パン』は、一斤が600円で売られています。大量生産できないので、ご自宅の販売がメインとなっています。

 

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